HIFU（ハイフ）とは、超音波で皮膚の内側に熱エネルギーを発生させ、さまざまな美容効果を引き出してくれる施術のことを指します。「High Intensity Focused
Ultrasound」の頭文字を取った呼び名であり、日本語では「高密度焦点式超音波」と訳されます。
超音波を一点に集約することで、ターゲットとなる部位で効率的に熱エネルギーを発生させ、コラーゲンの増産と組織の再生を促します。ターゲットとなる部位以外の組織を傷つけないという特徴を持ち、前立腺がんや前立腺肥大症の治療、結石の治療など、医療現場でも広く使用されています。
肌へのダメージが最小限に抑えられ、施術に要する時間も短いため、近年注目を集めている施術です。
ほりい内科・整形外科クリニックでは、「ウルトラセルQプラス」というHIFU治療器を導入しております。

当院で導入している「ウルトラセルQプラス」の特徴をご紹介します。

「筋膜層（SMAS）」にまで熱エネルギーが届き、肌の奥深くからコラーゲンの増生、組織の再生を促すことができます。

照射幅がコンパクトであるため、これまでは難しかった、目元・小鼻・唇の外回りといったデリケートな部位への照射が可能です。

表皮層、真皮層、筋膜層という3つの層にアプローチし、肌の立体的かつトータルでのエイジングケア効果が期待できます。

照射後は数カ月にわたってコラーゲンの増生が続きます。そのため、中・長期的なエイジングケア効果の持続が期待できます。

照射する部位の数にもよりますが、施術に要する時間は10分から20分程度（1部位あたり）です。照射の効率化によって、このような短時間での施術が可能になりました。

HIFUは、医療機関以外の、エステサロンなどで受けることができます。しかし、医療機関で行われるHIFUと、エステサロンなどで行われるHIFUには大きな違いがあります。

そもそも、HIFUは医療行為です。医師免許または看護師免許を持つ人だけが、施術ができます。
もちろん、エステサロンに医師や看護師がおり、そういった方が施術をしているという可能性もありますが、現実的な問題として、考えにくいというのが一般的な認識です。
施術そのものの安全性はもちろん、万が一皮膚トラブルを起こしたときの対応も、医療機関とエステサロンでは大きな差があります。

エステサロンで使用される機械は、医療機関で使用されるHIFU治療器よりも低出力に抑えられています。
トラブルのリスクを少しでも減らそうとしていることが考えられますが、これでは当然、十分な効果は期待できません。
医療機関で使用される治療器は、患者様に合った出力で施術をするため、最大出力が高く設定されています。もちろん、出力の調整もできます。

出力に差があるということは、その美容効果にも差が出るということです。
エステサロンでのHIFUでは、施術直後の短期的効果、施術後の中・長期的効果のいずれにおいても、医療機関でのHIFUほどの効果は期待できません。

エステサロンのHIFUの料金は、医療機関のHIFUよりも低く設定されています。
しかしこれは、ここまでにご紹介したように、そもそも出力に差がある、効果に差がある、そして医師・看護師ほどの人件費が不要（本来は必要なのですが）であるために、可能になっている低料金です。
もちろん、どこで治療を受けようかというとき、料金も大切な要素にはなるかと思います。しかし、低料金での治療を提供するためには、何らかのコストカットが行われているということを知っておく必要があります。